歯を失っても、食事や
おしゃべりを楽しむために
To enjoy eating and talking even if you lose your teeth
歯を失ってしまうと、食事や会話に支障が出てしまいます。
生活の基盤である食事や、コミニュケーションの基本となる会話がうまくできなければ、
人生の楽しみが減ってしまうと思いませんか?入れ歯は失ってしまった歯を補う治療方法です。
入れ歯、というとあまりいいイメージをお持ちでない方も多いと思いますが、素材を選んでご自分にピッタリの入れ歯を作ることで、お口を歯を失う前の状態に近付けることができます。
入れ歯の役割
入れ歯はお口の中で、失った歯の代わりをしてくれる装置です。食事や会話、見た目の回復や噛み合わせの安定など、さまざまな役割を果たしています。歯が少なくなると食事が困難になり、柔らかいものばかりを食べるようになります。そうすると顎の力が衰え、口周りの筋肉が弱くなることでさらに食事がしにくくなります。それだけでなく、栄養が不足したり、噛まないことで唾液の分泌量が減少し、お口の中が汚れやすくなって歯周病や虫歯の発生率が高まり、より一層歯を失うリスクが増大します。これらの悪循環をオーラルフレイルと呼びます。
オーラルフレイルに陥ると、お口の機能が失われるだけでなく、それによって力が出しにくくなったり、認知症のリスクや誤嚥性肺炎の危険性が高まるなどさまざまなデメリットが発生します。これらを回避するためにも、歯を失ってしまったらなるべく早期に入れ歯などでの治療が必要です。
PARTIAL 部分入れ歯の種類
-
ノンクラスプデンチャー
バネの部分を歯茎の色に合わせて作った部分入れ歯です。バネが見えにくく、一見すると入れ歯を入れているとは分かりづらいため、とても審美的です。
メリット
- 金属のバネがなく審美的
- 金属アレルギーの心配がない
- 残った歯へのダメージが少ない
デメリット
- 保険が適用とならないため高価
- 壊れると修理が困難
-
金属床義歯
歯茎に触れる部分に金属を利用した義歯です。歯茎に熱が伝わりやすいため、食事の美味しさを一層感じることができます。強度のある金属を使用するため、薄く作ることができ、違和感が少ないのも特徴です。
メリット
- 薄く作ることができ、違和感が少ない
- 熱が伝わるため、食事を美味しく感じる
- 強度があり丈夫
デメリット
- 金属色が見えてしまうことがある
- 壊れると修理が困難
- 保険が適用とならないため高価
-
シリコンデンチャー
義歯と歯肉が接する部分に柔らかいシリコンを貼り付けた入れ歯です。入れ歯と粘膜の間にクッション性のあるシリコンを応用することで、痛みが出にくく、しっかりと噛み締められる義歯に仕上がります。
メリット
- 痛みが出にくい
- 噛み締められる
デメリット
- 手入れの仕方が決まっている
- 壊れると修理がやや困難
- 保険が適用とならないため高価
FULL 総入れ歯の種類
-
金属床義歯
見えない部分を金属で作った総入れ歯です。金属を使用することで、義歯自体を薄く作ることができるため異物感が少なく、温度を感じることもできるため、食事が美味しく感じられます。
メリット
- 強度が高く、壊れにくい
- 義歯が薄く異物感が少ない
- 温度が感じられるため、食事が美味しい
デメリット
- 壊れると修理が困難
- 保険が適用とならないため高価
-
シリコンデンチャー
義歯と歯肉が接する部分に柔らかいシリコンを貼り付けた入れ歯です。入れ歯と粘膜の間にクッション性のあるシリコンを応用することで、痛みが出にくく、しっかりと噛み締められる義歯に仕上がります。
メリット
- 痛みが出にくい
- 噛み締められる
デメリット
- 手入れの仕方が決まっている
- 壊れると修理がやや困難
- 保険が適用とならないため高価
-
インプラント義歯
歯がない部分にインプラントを埋め込み、それを土台にした入れ歯です。インプラントが土台となり、しっかり支えるため、ずれたり外れたりといった不安が少ない義歯です。見た目には入れ歯を装着しているとは気づかれにくく審美的です。
メリット
- ずれたり外れたりしにくい
- 顎への刺激があり食感を楽しめる
デメリット
- インプラント手術が必要
- 保険が適用とならないため高価
-
磁性アタッチメント義歯
残っている歯と義歯に特殊なマグネットを利用した装置を取り付け、磁石の力で固定する入れ歯です。適切に固定されるため、ずれることが少なく、しっかりとした噛み心地を得ることができます。
メリット
- 残った歯を利用できる
- ずれたり外れたりしにくい
- 食感を楽しめる
デメリット
- 歯が残っていないと適用とならない
- 保険が適用とならないため高価