お口全体の健康を守るために To protect the health of the entire mouth
歯科口腔外科では、虫歯や歯周病以外のお口の異常を診察します。
小さな口内炎から舌や口腔粘膜の疾患まで、さまざまな症例に対応していますので、
少しでもお口の中にいつもと違う異常を感じた方は、どんなことでもご相談ください。
また、一般歯科では抜歯できない歯茎の中に埋まった埋伏歯の抜歯も可能です。
お気軽にお問合せください。
親知らずの抜歯
親知らずって
抜かなきゃいけないの?
当院では、親知らずの抜歯を行っています。親知らずは必ずしも抜歯しなければいけないわけではありませんが、抜いた方が良い場合もあります。手前の歯の虫歯や歯周病の原因になっていたり、噛み合わせに悪影響を与えているもの、虫歯で治療ができない親知らずなどは抜歯の対象となります。
こんな親知らずは
抜きましょう
LET'S PULL THE WISDOM TOOTH
抜歯の対象となる親知らずの診断基準の一部をご紹介します。
あてはまる親知らずがある場合には、ご相談ください。検査の上、抜歯が必要かどうかお話しさせていただきます。
- 腫れたり治ったりを繰り返している
- 虫歯になっていて、治療ができない
- 手前の歯の虫歯や歯周病になる原因となっている
- 噛み合わせに悪影響を与えている
- 矯正治療で抜歯の必要がある
口腔がん検診
お口の中にも
がんができることがあります
お口の粘膜は皮膚と似たような組織です。皮膚にがんができるのと同じようにお口の中にもがんができることがあります。発生頻度は非常に低く、がん全体の4%ほどと言われていますが、発症すると生活に大きく影響を与えるため、早期に発見、治療することが大切です。
POINT 口腔がん検診のポイント
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形状
初期には白っぽい口内炎のような見た目をしていることが多く、痛みを感じることはほとんどありません。粘膜から盛り上がるようにできていることが多く、爪などでこすっても落とすことはできません。また、しこりのような硬さがあり、舌や指で触ると他の部分とは明らかに異なる感触です。
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継続期間
通常の口内炎や咬傷(噛んでしまった傷)などはおよそ2週間で治ります。そのため、発見から継続して2週間以上残っている場合は注意が必要です。通常の口内炎ではなく、何かしらの問題が起きている可能性があるので、歯科医院へご相談ください。
粘膜疾患の例
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口内炎
お口の中にできる粘膜疾患です。噛んでしまった傷が化膿して口内炎となる場合もあります。多くは常在菌によるもので、免疫力の低下によって出現します。口内炎が口腔内の細菌に感染すると悪化する可能性があるため、必要に応じて塗り薬を処方します。
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白板症
白い病変のうち、こすっても剥離することができないもので、外傷が原因でないものを指します。2週間以上白い病変が残存している場合には、白板症の疑いがあります。悪性の病変ではありませんが、僅かに悪性化する可能性があるため、検査が必要です。
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舌癌
舌にできる悪性腫瘍です。不整形で無秩序に増殖するため、凸凹に発育していきます。悪性腫瘍ですので、早期に切除手術や抗がん剤治療などが必要になります。大きくなると、お口の中の大部分を切り取らなければいけないため、生活に支障が出ます。
大学病院との連携
当院では、入院が必要な重症症例や特殊な器具や処置が必要となる症例に関しては、神奈川歯科大学附属病院へのご紹介が可能です。また、経過観察が必要な場合は神奈川歯科大学附属病院と連携して診療を行っています。
当院の院長は長く附属病院で勤務経験があり、さまざまな役職を歴任してきました。